Customer Story

ローコード/ノーコードの自動化で、HubSpotはいかにして 100時間以上の業務削減とプロセスの一元化を実現したのか。

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Glen Yeo Finance Manager, The Closet Lover

Workato’s robust integration capabilities have allowed us to integrate our e-commerce platform, POS, 3PL and last-mile delivery partners with our cloud ERP. This has enabled orders from our customers to be processed immediately by our 3PL partners without any manual intervention from us.

Glen Yeo Finance Manager, The Closet Lover

課題

  • Manually managed disparate data
  • Technical heavy lifting needed
  • Inflexible technical scripts

急成長中にあった同社は、世界13カ所の拠点で積極的な採用活動を行っていました。

採用のオンボーディングプロセスには7チーム、計50人以上の社員が関わっていましたが、マニュアル作業が多く、ワークフローは15以上の異なるツールやシステムを使って管理されていました。

このように複雑化した状況を課題と捉え、解決策を探していた同社テクノロジー・ストラテジストのJasper Madrone(ジャスパー・マドローン)氏。新入社員の入社手続きを効率的かつ汎用性の高い方法で進め、多岐にわたるアプリケーションを連携させて組織全体のコラボレーションを向上させる施策を必要としていました。

ビジネスの急拡大で人事部のマニュアル作業が増加

HubSpot社の人事チームは、ピーク時には毎月200人以上の新入社員を採用していました。社員1人を雇用するにあたって、各チームに発生するタスクの数は20〜30件。マニュアル対応を必要とするメールの送信なども含めると、全体で毎月約4,000~6,000件のタスクをこなさなければならない状況でした。

また、チームにとっては、連絡事項や統合エラー、タスクの進捗を一元管理する場所がないことも大きな課題でした。チーム間の連携状況を把握できず、ときには各プロセスの直接的な責任者がはっきりしないまま、統合エラーで最大1週間の遅延が発生することもあったのです。

そして、これまで採用活動に用いていたプラットフォームは、HubSpot社が必要とする重要な機能を十分に満たしていませんでした。その機能とは、多数のコネクタ、セキュリティ、アクセス管理、バージョン管理、そして優れたUI/UXです。同時に、非テックチームを含む組織全体のインテグレーションビルダを有効にしたり、サポートしたりすることにも苦労していました。こうした背景から、Jasper Madrone(ジャスパー・マドローン)氏は、ツールを一カ所に集約し、組織全体のコラボレーションを向上させる必要があると考えるようになりました。

解決策

  • Docusign、Workday、Slack、エンタープライズコラボレーション・プラットフォームを連携させ、採用プロセスの自動化を促進
  • HubSpotのAPIを活用してWorkatoのカスタムコネクタを構築し、新入社員に作業用ノートパソコンを配布
  • WorkatoとHubSpotのエンタープライズコラボレーション・プラットフォームを活用し、タスクの割り当てを管理

#1 – Docusign、Workday、Slack、エンタープライズコラボレーション・プラットフォームを連携させ、採用プロセスの自動化を促進

候補者がDocusignで採用オファーに署名すると、WorkatoがバックエンドでGreenhouseに接続。Greenhouse上で、自動的にその候補者に「採用」のマークを付けます。

Greenhouseで「採用」のステータスが検出されると、WorkatoはGreenhouseとWorkdayを統合し、オファーレターをその候補者のプロフィールに直接アップロードします。

Workdayへのアップロードに失敗すると、Workatoはバックエンドで問題の概要や必要なリソース、関連レコードへのリンク、対応する社員などの情報を人事部または採用担当者にSlackで通知し、解決へと導きます。さらに、この情報をHubSpotのエンタープライズコラボレーション・プラットフォームと同期することで、統合エラーをすぐに視認できる仕組みを整えています。

#2 – HubSpotのAPIを活用してWorkatoのカスタムコネクタを構築し、新入社員に作業用ノートパソコンを配布

新入社員を受け入れるためのシステムとWorkatoを統合させることで、事前準備の完了した候補者がピックアップされます。その後、候補者にノートパソコンの希望発送先を聞くための自動メールが、Hubspotを介して送信されます。

自動メールを受け取った候補者が必要な情報を送信すると、Workatoはエンタープライズコラボレーション・プラットフォーム内にあるヘルプデスクチームのダッシュボードにその情報を同期します。そして、新入社員のグループ(例えば「21年入社組」など)ごとに、候補者を自動的にソートしていきます。ヘルプデスクチームは、そこからボタンをクリックするだけで、発送済みノートパソコンの追跡情報が記載されたメールを新入社員に送信できます。

#3 – WorkatoとHubSpotのエンタープライズコラボレーション・プラットフォームを活用し、タスクの割り当てを管理

HubSpot社のITチームは、Workatoを活用し、セルフサービスのヘルプデスク用アサインルールのダッシュボードを作成。バックエンドで、HubSpotのエンタープライズコラボレーション・プラットフォームにデータを紐付けしました。

このダッシュボードでは、オフィスの場所や地域ごとの設定ルールに則り、ヘルプデスクチームが特定のオンボーディングタスクをどのメンバーに割り当てるかを決定できます。また、これを自動割り当てにすることも可能です。

結果

  • 社内システムのユーザビリティ評価が向上
  • 手作業にかかる時間を100時間以上短縮
  • 問題解決までの時間の短縮

マニュアル作業をなくし、大幅な時間短縮を実現

Workatoの導入後、HubSpot社のビジネスインパクトと投資対効果は明らかに向上しました。

  • 社内システムのユーザビリティスコアが62ポイントから86ポイントに上昇。

  • 採用メールの送信にかかる時間を月68時間削減。

  • 採用メールの送信数が24通から8通に減少。コミュニケーションがより効率的に。

  • タスク管理に必要な時間を71時間短縮。導入後3カ月で、855件の応募に「採用」マークが自動で付くように。

  • 統合エラーの解決にかかる時間を、平均3日から約2時間に短縮。

  • ヘルプデスクに代わり、1700件のタスクを自動で完了。

マドローン氏は次のように語ります。

「(Workatoによって)新入社員のオンボーディングプロセスプロセスを、より全体的に把握できるようになりました。採用にまつわるあらゆる段階において、ポジティブなフィードバックを得られてうれしく思っています。すばらしいツールのおかげで、従業員の満足度も向上しています」

現在では、新入社員のデータ属性が変更されると、自動的にSnowflakeに情報が同期されるようになっています。

一元化されたエンタープライズコラボレーション・プラットフォームでHubSpot社の採用にまつわる課題を解消し、スムーズなオンボーディングを可能にした、Workatoのソリューション。各月の雇用数や通知数、チームのタスク内容およびステータス、自動化で終了したタスクの割合といった重要なデータを見やすく表示することで、さらなる業務の効率化をサポートしています。

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